
三浦 梓
PROFILE
リクルート、A.Tカーニーを経て起業。面接実施数1万人以上の人事経験を活かし、駐妻の経験とスキルを社会的・経済的価値として可視化する事業を展開。
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2020年1月夫のブラジル赴任に帯同し、自身も「駐妻」を経験。SNSでは友人たちの華々しい活躍が目に入り、自分のキャリアが途絶えた現実に苦しむ日々が続きました。そんな中、ある社長から「駐妻は安価で質の高い労働力として便利だ」と言われたことをきっかけに、働きたい駐妻の価値を正しく評価する必要性を強く感じました。この経験から「キャリア断絶」という概念そのものを変えていきたいという思いで、2020年11月駐妻キャリアnet代表に就任。現在世界53カ国985名が集まるコミュニティに成長しました。女子大生ライターと駐妻100人インタビューを実施し電子書籍化、駐妻キャリア総研を設立し学術的研究を実施。2024年4月夫の転勤で宇都宮に移住後、栃木県主催のスタートアップピッチに登壇。2025年4月株式会社駐妻キャリアnetを設立し、代表取締役に就任。同年7月には宇都宮市男女共同参画審議会公募委員に就任しました。また、慶應義塾大学大学院研究員、城西国際大学大学院(MBA)非常勤講師として学術的な視点からも研究を深め、駐妻の経験とスキルを社会的・経済的価値として可視化し、「女性が働きたい時にいつでもどこでも働ける社会」の実現を目指しています。
実績
仕事について
■ 私たちの想い(Why)
駐妻の経験が社会で価値のあるものとして認められる世界の実現——これが私たちの変わらぬ使命です。「駐妻期間もキャリアを継続する」という理念のもと、海外赴任期間による離職・休職に関わらず、駐妻期間をキャリアの継続につなげることを目指しています。現在世界53カ国985名が集まるコミュニティの成長は、この課題が多くの女性にとって切実であることを物語っています。駐妻キャリアnetは、駐妻自身の「主体性」と「活動機会の提供」によるキャリア形成を通じて、真の文化適応力、複雑な現場での柔軟性、国際的な視点を育み、駐妻としての豊かな経験が社会で高く評価され、キャリアアドバンテージとなる社会の実現を目指します。私たちが目指すのは、単なる就労支援を超えた社会構造の変革です。配偶者の転勤や海外赴任が、女性にとって「キャリアの中断」ではなく「新たなキャリアの可能性」として捉えられる社会。そして、グローバルな経験を積んだ女性たちが、その専門性と国際感覚を活かして社会に貢献できる仕組みの構築。これこそが、真に「女性が働きたい時にいつでもどこでも働ける社会」の実現につながると信じています。
■事業内容
世界53カ国985名(2025年7月27日現在)が集まるコミュニティを基盤とした、駐妻の経験とスキルの価値化を図る事業を展開しています。
3つの事業軸:
①専門人材マッチング
キャリアで培った専門性をもつ駐妻が、海外事業立ち上げに関わる企業をサポート。商談同席、現地法人採用・労務・総務、海外トレンド分析など幅広い業務を提供。
②女性のロールモデル創出
100人のインタビュー記事による「駐妻キャリア図鑑」、駐妻キャリア研修、企業向け女性管理職研修。2025年7月からは宇都宮コミュニティFMミヤラジでのラジオ番組「駐妻キャリアジャーニー」を通じて、グローバルキャリアの新たなロールモデルを創出。
③企業の海外進出支援
現地で生活する駐妻の実体験や知見を活用し、12カ国で現地市場調査、現地試食・販売会、現地ヒアリングを実施。企業の海外展開を現地目線でサポート。
所在地 | 栃木県宇都宮市中央3-1-4 栃木県産業会館3F 宇都宮ベンチャーズ内 |
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